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名刹『千光寺』は806年の開基で、中興は多田満仲公宿願により造立したと伝えられ、興趣千変万化、奇岩、奇勝など四季を通じて自然の神秘を探賞できます。

玉の岩
(たまのいわ)
千光寺の『玉の岩伝説』 

玉の岩または烏帽子岩と呼ばれ、周り五十米、高さ十五米あり、当山第三の巨岩で、これには次のような伝説があります。

往古この岩上に如意宝珠あり、夜ごとに異光遥かに海上を照らす、しかるに異国人来たりてこの山に登り、寺僧に向かって、我に金あり、汝これを与えるにより、この大石を我に与えよと、寺僧それに答え、売ることはできぬがこの大石を買いて何にするかとあやしむに、異国人は、この僧が岩上に宝石のあるを知らぬことを確かめ、心中欣び、ひそかにこの大石に登り美玉を奪い去りたり』と。

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今でもこの大岩の頂に直径十四センチ、深さ十七センチの穴がありますが、この穴が光を放つ宝玉があった跡だといわれています。

この山を大宝山といい、寺を千光寺、港を玉の浦と言い古されたのも、そのゆかりはこの伝説にもとづくものであります。
現在は岩の頂に宝玉の代わりに玉が置かれ、夜になると三色に輝きます。

住職による略記

尾道で最も有名な「玉の岩」伝説
尾道の地名にも深く関係している千光寺の『玉の岩伝説』。その昔烏帽子岩の頂にははるか遠くを照らす“宝玉”があったと伝えられています。

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